ほうれい線対策 その2

ほうれい線が目立ってくると実年齢よりも老けて見えます。
前回、ほうれい線の原因のうち「加齢による表情筋の低下」について対策をご紹介したので、今回は残りの5つについて考えてみました。


乾燥


乾燥は、顔のシワやたるみの原因になるほか、ほうれい線にも影響しています。
お肌のうるおいが不足するとハリがなくなり、皮膚がたるみます。これによってほうれい線ができてしまうのです。

お肌の乾燥対策は、保湿効果の高い化粧水や美容液などを取り入れることによって解決します。
また、冬場、エアコンなどで部屋の湿度が低くなり乾燥してしまう場合は、加湿器などを使うこともオススメです。


紫外線


紫外線はお肌の老化原因の80%を占めるとも言われているそうです。
紫外線を浴び続けるとお肌はダメージを受け、やがてたるんできます。お肌がたるむと、ほうれい線も深く目立つようになるのです。

紫外線対策は、なんといっても日に焼かないこと。
外出時には必ず日焼け止めをぬり、帽子や日傘などでUV対策をしっかり行うことで、ある程度防ぐことができます。
紫外線対策は夏だけすればいいと思い込んでいる人もいますが、お肌のためには実は一年中必要なんです。また、室内にいるときも、乗り物で移動中も油断は禁物。窓から降り注ぐお日さまの光、知らないうちに紫外線を浴びているなんてこともありますので、日中はUV対策を必ずしましょう。


ストレス


現代人はストレス社会。
実はストレスも、ほうれい線に大きな影響を与えているということが近年わかってきたそうです。

ストレスを感じると人間は体内に活性酸素をつくり出してしまいます。
前回、喫煙のところでも説明したように、活性酸素はビタミンCを破壊し、肌がたるみ、ほうれい線ができてしまうと、こういうことなんですね。

ストレス解消法は人によっていろいろあります。
趣味に没頭する、アロマでイヤされる、好きな音楽を聴く、カラオケ、旅行……
ストレスの原因のほうは解決しずらいと思いますので、
自分なりのストレス解消法を見つけましょう。

また、生活習慣を見直すということも必要です。
生活のリズムを整え、バランスの取れた食事、そして質の高い睡眠を取ることが大事です。


ビタミンCの不足・コラーゲンの不足

 

ビタミンCやコラーゲンの不足は、お肌のたるみを引き起こし、ほうれい線の原因となります。
これらは食事で補うこともできますし、効率的に摂取するならサプリメントも有効です。
また、それに併せて美容液などでビタミンCやコラーゲンをお肌に与えれば、内からと外から、両方からのエイジングケアになりますね。


喫煙


タバコに含まれるニコチンやタールなどの有害物質によって体内の活性酸素が過剰になり、ビタミンCを破壊。その結果、コラーゲンが十分に生成できなくなり、シミやくすみ、シワが増え、ほうれい線も深くなるのだそうです。
喫煙によるほうれい線対策は、いうまでもなく禁煙です。

 

ほうれい線は、その原因に対処することである程度は防ぐことができます。
年齢だからとあきらめないで、それなりのエイジングケアを行ってみてはいかがですか。